フカヒレの栄養と味を詳しくまとめてみました


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捨てる所がないと言われているサメ。サメのヒレから採取されるのが一度は私たちも耳にしたことがあるフカヒレです。そのフカヒレにはどのような栄養素が含まれている、皆さんはご存知でしょうか。

【フカヒレに含まれる栄養素】

文部科学省が公表しているフカヒレの食品成分データ(*1)を見ると、フカヒレ100gあたり342㎉、水分13.0g、たんぱく質83.9g、脂質1.6g、灰分1.5gと明記されています。
更に詳しいデータを見てみると
■一般成分
トリアシングリセロール0.5g、ナトリウム180mg、カリウム3mg、カルシウム65mg、マグネシウム94mg、リン36mg、鉄1.2mg、亜鉛3.1mg、銅0.06mg、マンガン0.09mg、
・ビタミン
ビタミンD1.0 ㎍α-トコフェロール0.4mg、ナイアシン0.5mg、ナイアシン当番14.5mg、ビタミンB6 0.02mg、ビタミンB12 0.9 ㎍、葉酸23㎍、パントテン酸0.24㎍

■脂肪酸
脂肪酸総量、0.46g、飽和脂肪酸0.17 g、一価不飽和脂肪酸0.12g、多価不飽和脂肪酸0.16g、コレステロール250mg、食塩相当量0.5g、ペンタデカン酸1mg、ミリスチン酸4mg、パルミチン酸96mg、ぺプタデカン酸2mg、ステアリン酸70 mg、パルミトレイン酸17mg、イコセン酸9mg、ドコセン酸2mg、テトラコセン酸2mg、n-6リノール酸4mg、イコサトリエン酸2mg、アラキドン酸38mg、イコサペンタエン酸35mg、n-3ドコサペンタエン酸21mg、n-6ドコサペンタエン酸5mg、ドコサヘキサエン酸54mgの、以上の結果となっています。

【含有成分の主な働き】

・カルシウム…必須ミネラルの一つで、骨や歯を形成・維持するのに必要な栄養素です。血液を固めたり、イライラや緊張の鎮静化を図ることもできます。
・ナイアシン…脳神経の正常化を図るほかに、皮膚や粘膜の健康維持に努めます。
・葉酸…胎児を成長させるために必要不可欠と言われています。葉酸は貧血の予防や症状緩和に効果を持ちます。
・鉄…必須ミネラルである鉄は貧血の予防に高い効果を発揮する栄養素です。
・リン…鉄と同様に必須ミネラルであるリンは、体内でカルシウムの次に多い栄養成分です。骨や歯を作るほか、筋肉・脳・神経といった各組織にとって必要不可欠な栄養素です。
・マグネシウム…体内に有る300種類以上の酵素の働きを助ける必要不可欠なミネラルです。
・カリウム…過剰摂取は高血圧を招くといわれていますが、適量を摂取することでナトリウムと共に高血圧の予防を行います。

これらのほかにもありますが、フカヒレは良質のたんぱく質が豊富に含まれた栄養価の高い食品です。

注釈 *1)文部科学省ふかひれ食品成分データ
https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=16916

サメのヒレから作られるフカヒレには様々な栄養素が含まれており、健康に良いと言われています。実際にフカヒレはどのように健康にいいのか?について今回は話をさせて頂こうと思います。

【フカヒレは骨にいい?】

フカヒレにはコンドロイチンという栄養素が含まれています。このコンドロイチン、年齢を重ねるにつれて摂取しておきたい栄養素の一つといわれており、軟骨、骨、角膜、皮膚や各臓器において、保水性や弾力性を与えています。更に日々の食事から摂取された栄養を消化し、体に吸収したり代謝を促す事もコンドロイチンが持つ働きです。

■関節痛に嬉しい
年齢を経た関節は関節と関節の間に存在しているクッションの役割を果たしている軟骨がすり減ることで関節痛を引き起こしたり、可動域が狭くなったりするのですが、このような症状を緩和させる効果があります。

■骨に嬉しい
コンドロイチンはカルシウムの代謝にも深い関係を持っており、骨の成長を助ける役割を持っています。カルシウムが不足すると骨粗しょう症の予防や上々の緩和、カルシウム不足から来る骨密度の低下を緩和させることができます。

■目に嬉しい
涙の成分に近いと言われているコンドロイチン。パソコンやスマホなど、プライベートでも会社でも長時間使う環境が増えている現在、ドライアイに陥ってしまった方も多いのですが、フカヒレに含まれている成分が涙に近いため、ドライアイの症状緩和や予防に効果があるといわれています。

■高血圧に嬉しい
血中コレステロールや血中脂質を取り除く効果があるコンドロイチンの働きによって高血圧やの予防に効果的といわれています。

■腎臓に嬉しい
体内に有る物質同士をつないでいる結合組織。コンドロイチンはこの結合組織の主要成分のため、細胞を正常に機能させることができる様、回復や改善を行う働きを担っていることから、腎臓系の悉皆の症状を改善する効果が期待されています。

■女性に嬉しい
高い保水力を有しているコンドロイチンの働きによって、肌の水分を保持する効果が期待できます。肌に水分が十分に行き届くことによってシワやたるみなどを予防する事ができるので、女性にとっても嬉しい効果が期待されています。


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【まだまだ嬉しいフカヒレの健康効果】

フカヒレには他にも滋養強壮やがん細胞の増殖や転移を予防する効果もあるのではないかと言われており、今後の研究の結果によってはまだ私たちの知らない健康効果が新たに発見されるかもしれません。お肌や健康に良い、アンチエイジングにも期待が出来る食材、それがフカヒレなのです。

フカヒレスープやシュウマイなど、主に中華料理の高級食材として人気の高いフカヒレ。様々なサメから採取されており、1匹のサメから8種類のヒレを採取し、フカヒレになります。フカヒレになるサメの種類は世界でおよそ400種類に上ると言われていますが、どれも同じ味なのでしょうか。今回は美味しいフカヒレについて話をさせて頂こうと思います。

【高級フカヒレとなるサメの種類】

ヒレを切り取って不要な部分を取り除いた後、長い時間を掛けることで高級食材のフカヒレに姿を変えていきます。このフカヒレ、最も美味しいフカヒレとしてヒレが高額で市場に出回っているうちの一つがジンベエザメです。世界中に広く生息しており、生まれて30年で大人になり、平均6~70年ほど、最長で150年ほど生息しているものが現在までに見つかっています。しかし数年に1度の割合で卵胎生(体内で卵を孵化させて産む)出産するため、繁殖力が低いことから、最近ではめったに取れない最高級品と言われて、珍重されています。

そして、もう一つジンベエザメと同様に高級フカヒレとして知られているのがウバザメです。サメの中でもジンベエザメに次ぐ大きな体をしており、生息地もジンベエサメ同様、世界中の海に生息しています。現在の日本ではワシントン条約によって捕獲が規制されていることから、現在流通しているものは条約施行前に捕獲されている物となっています。現在では捕獲し、ヒレの採取を禁止されていることから、大変貴重なフカヒレとして知られています。

【フカヒレはどのサメも同じ味なのか】

フカヒレは骨や皮、身を取り除いて乾燥をさせて完成しているため、フカヒレを水で戻しただけでは味は殆ど無いと言われています。見た目にぷるんとしており、春雨にもう少し歯ごたえを加えたような触感だと言われています。

フカヒレが美味しいと言われている背景には中華料理の味の素晴らしさが欠かせません。フカヒレはあくまでも触感を愉しむものであり、味は煮つけにする際の香味野菜や調味料で煮込んでいく事によって上品でまろやかな美味しい味を有していきます。

【日本産では気仙沼で採れるサメが美味しい】

日本で最もサメが多く水揚げされる事で知られている気仙沼ではヨシキリザメ、アオザメ、モウカザメといったものが多く水揚げされており、丁寧に皮・骨・身を取り除き、ブラッシングを掛けてから長い時間を掛けて乾燥することで、身の引き締まった美味しいフカヒレが完成します。

意外に思われる方も多いのではないでしょうか。ヒレからフカヒレへと加工する技術も美味しさの大きな要因の一つですが、フカヒレその物には味が無く、私たちが美味しいと感じる主に中華料理として食べるフカヒレの味は料理人の腕によって完成させられていたのですね。

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